不慣れなりの cosmétiques

18 février 2018

喉が痛い。体が「今日は走るのいやだよ~」と言った薄い雨の今日、

こちらの環境で刺激された、化粧品について話してみます。

Sephoraとは何であるか
名前は聞くセフォラ、あれが日本にもあるコスメ店なのか何なのか、正体がよくわからないでいたのですが、
近くのショッピングモールに入っているので、入るようになりました。
(今webを読んだら、ヨーロッパのそこら中にあるコスメ用品店らしいです…そうでしたか。)

Diorからシャネルなど誰でも知ってる高級志向のブランドから、自社製品まで置いてます。

ここで、あまり化粧品を多く試さず、または偏った知識しか持たずに生きてきた私という日本女子が、気づいた点を挙げてみます。

・ヨーロッパ発高級ブランドは、ここでも値段変わらない。
シャネル、Diorなど。為替に直してぴったりそのまま、なんなら為替によっては日本で買った方が数円安い、という感じ。転売されたらやってられんでしょうから、さすがですね。

・香水へのアクセスが容易
日本で香水買おうと思ったら、ドラッグストアでも手に入るはずだけど、ブランド品が簡単にいくらでも試せます。
知人と入店して以来、テスター吹き付けられまくってコートが香水くさいのはそのせい…

・思ったほどBio流行ってない
食品にはままありますが、化粧品でのブームは去ったのか?!
グリーンメイクを謳うBohoは近くのモノプリ(スーパー)にもありますが、今のところ私が見たのはそのくらい。

*日本よりこちらでポピュラーと思われるメーカー(アクセスの容易さ)
- benefit(多い)、アルマーニ / バーバリー(コスメ出してんのかい)
- クリニーク、Dior、ランコム(いわゆるデパコス。価格は同じと思われる)
- 資生堂の本気ブランド…香水、クリームなど。GINZAと銘打ち、がんばっている!あとこちらで独自に出している香水のラインがあるはず。

*日本でしかお目にかかれない
キャンメイク(そりゃそうだ)、マジョマジョ・インテグレートなど資生堂の日用系(?)

番外:セフォラで見ない気がするが、大きめスーパー・デパートに揃っている
Bourgeois, RIMMELなどなど、ヨーロッパ発で日本のドラッグストアにも当たり前にある、プチプラ系


すごい乏しいか、偏った知識であえて吐き出しました。
詳しい方・マーケティング姉さん兄さんの参戦をお待ちしております。

さっぱりわからんでしたという方は、目の保養か運動にセフォラのセールページをどうぞ。

Antigone

17 février 2018

「一度妥協したら死んだも同然」
というアイドルグループの歌詞、おいおいと思っていたのだが
ここに来てあながち…と思えてきて、何気にずっと考えている。
(といってもあの作詞家が作詞家として好きでないので、悔しいものがある。)

北村紗枝さんのブログでの劇評を読んで、改めて
「一度『はい』ということを覚えてしまう」ことの恐ろしさ、
気軽さゆえの重大さを突いた、ジャン・アヌイ「アンチゴーヌ」について思う。

良心か、秩序か・・・蒼井優と生瀬勝久が激しくぶつかり合う!舞台『アンチゴーヌ』開幕

ナチス占領下っていうとかなり特別な状況に思えるけど、
結局この課題は、日常のいたるところにあるんだなーって思います。
ある程度「大人」になったら、この課題にはもう飽きて考えなくなるか、
少なくとも考えなくて困らない程度に生活が出来上がってるかなと思ったら、全然出来上がってないのもあると思う。

3年くらい小説が読めない時期があって、今また読めるようになったので、
そうなると失う脳の部分もたしかにあるようなんだけど、文字で書かれたもの
特に人間が作ったフィクションがアホほど面白くて、参った。

あと自分の20代後半は、「普通の人」という架空の人に、
せめて自分なりの近い部分でなろうと努力していた時代だったのかもしれない。っていきなりまとまった考えを持った。

カズオ・イシグロ『日の名残り』

14 février 2018

某月某日

前日にカズオ・イシグロを読んでおいてよかったと思った。天佑のようだった。

気が向いたことはしておいた方がいいようだ。

読書に瞑想と同じ効果があるというのは、そうだろうなと思う。一人の人間に戻ることができる。
戦時下にこういう行為が規制されたりするのもわかる。

以前、職業として相談を受けている人に聞いた話で心に留めているのが、
若いときの苦労は買ってでもしろというのは嘘っぱち。あれは本当に嘘で、苦労はわざわざしてはいけないんだけど、
買ってもいないのに勝手に降ってきた苦労は、絶対に後で役に立つ。その時はわからなくていい、苦しんでいいから
というもので、いまだ検証中である。
後になると解釈がつくというのもあると思うが。

karôやkurôをありがたがったりしてはいけないと、個人的にも思っているが、
この渡航して以後、外的な要因でしぬかも。と感じてから、どうしても生きたいと思うようになった。
息するのもつらいようと感じてた頃、
でも例えば死にそうになったら生にしがみつくんだろうなぁと考えたが、当たった。こういう予測はだいたい当たる。

たしか日本の漫画家の誰かも言ってたけど、
ヨーロッパに渡航して学ぶのは、語学よりも「人生は自分から楽しむもの」「世界は探索して発見するもの」という姿勢だという。自分も同じ感想だ。

渡航6ヶ月にやや満たないくらい、固有の状況のせいもあるけど、
まだ一度もホームシックにもなってないし、日本食が必ずしもなくても大丈夫。
納豆を初めて食べたのは何才だったんだろう。何週間も何ヶ月も納豆ご飯ナシで生活することになるなんて、アンビリバボーだ。

映画 Toute Une Nuit – présenté par Gisèle Vienne

4 février 2018

来る6日からTNBで公演が始まる演出家:Gisèle Vienneプレゼンツの映画を見ましょう、という企画。

Toute Une Nuit  (Chantal Akerman, TNBによる紹介)

抜粋映像をみたとき、予想外のことは何一つ起こらないのだけど、それでも最後ずっこけてしまった。

ものっすごい雑に言ってしまうと、[男・女・酒]…みたいな映画である。登場人物の様子だけを辿れば。

自分が関心をもって観に行くことを決めたのは、むしろモノの撮られ方-静物のあり方だった。

La Chambre (1972)

ちょっと昔の室内のモノたち―質感、手触り、どういう音を立てるんだろう。そういうことの方が気になる。

むしろ人物は動く引き立て役なのではないか。

 

こういうことは自分が外国人だからこそ思うことで、もし見慣れた観客が観たら、どういう風に感じるんだろう。

語学学習者向けか?と思うような、かなりシンプルな、なかなかクサい台詞を残して登場人物が去る場面は、観客席で少し笑いが起きていた。

こういう場面を我々は神妙な顔をして観て、意味を探ろうとするが(?)、もしかしてややウケながら観るのが正解なのかもしれない。いや観方に正解とかあってたまるか。たまる、かも。

 

今回、上映後にプレゼンターのGisèle Vienneが

どうしてこの映画を選んだかコメントするため登場してくれると上映直前に知らされた。

彼女には個人的に、研究をしていたころに日本で会ったことがある。

今もだけど、当時すごく若くて驚いた。作風と対照的に、とってもさわやかで話しやすく感じよく、最高な方である。

コメントでは、コリオグラフィにインスピレーションを受けたとのことで、彼女の仕事とつながるのはそこなんだろう。たしか人形(劇)の専門校に通っていたという人である。

フランスには人形劇の学校がある、ということ自体に驚いたものだ。

 

親の仇みたいに、文化活動にふれた日だった。

こういうがんばり方を続けたいし、そのことに対してこの国にいる人は歓迎してくれるはずだ。人目を悪いように気にして、隠しておくのはもったいない。

そういう風を感じるようになってきた。

映画 Brillantissime

3 février 2018

映画パスの甲斐むなしく、先月は一度も映画館に足を運ばなかったので、今月はがんばりたい。

Brillantissime 予告

映画初めはコメディ。理解度6割。

ニースを舞台に、真面目と言えば真面目な主婦が自らのために奮闘する話。

クリスマス=ノエルを一人で過ごすことになるとわかった主人公。娘にも夫にも見放され、実母はクレーマー気質で精神不安定の変な人だし、もう大変。

自分は精神科医の世話になり続け、その医師はかなり真面目で頼れる人なんだけど、だんだん関係が謎に包まれてくる。

奔放な親友を頼ってみたり、実母を世話してみたりするがパッとしない。結局ノエルは道端の八百屋さんとささやかにパーティー。

 

という一幕に続く一連が、軽々としたコメディで描かれる。

登場するほぼ唯一の外国人は、家事手伝いのアジア系(おそらくベトナム人)で、

その家族を含めてなんちゃって英語(フランス語の一部を英単語に置き換える)で対応して観客の笑いをとる。

ポリティカルコレクトネスの面からいえば、それが一切議論されていないという点でブーであろう。

が、何しろノリが軽いのと、ニースの町が美しすぎるのとで、そういう姿勢の映画なんだな~と割とどうでもよく観られた。

名作ではないだろうけど、楽しく観られました。

本日開栓 仏版

3 février 2018

本日開栓、というのは知人のパクリですが。

ワインのまとめ買い=二本に挑戦。
二本目半額っていうのがけっこうあるので。

Languedoc 2016
H & B
Vin blanc (白)

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狙撃犯のように写り込んでいてごめんなさい。

こんなストレスフリーな楽しい日に飲んでいいのかなと思いつつ、きっちり開栓。
このいつも苦労していなければならないというような考え方そのものがね…ブツブツ…

コルク栓でなく、スクリューキャップというペットボトルのような開けやすい栓で、非力かつめんどくさがりな人にも安心。
しかも最近はこっちの方がコルクより品質よい可能性もあるらしいです

(コルクは見かけ倒しのことがあるが、スクリューは品質保持の目的が強い)。

本当にアルコールかなーみたいな飲み心地で、するするいけるので優しいんだか危ないんだか。
同じ種類で2014版も見かけましたが、飲み比べないことには何が違うかわからない。

味    ★★
個性   -
飲みやすさ★★★
見ため  ★★★★
開けやすさ★★★★
(5つ星満点)

以上、世界一役に立たない日本語ワインガイドでした。いや何事も世界一は言いすぎかな。

朝倉文法と街の灯

2 février 2018

オシャレ写真が最近 上がらなくなってきたのは
本当にあなたを愛し始めたから(生活がルーチン化、または目がなじんできたから)

・職場のバリケード封鎖で実質、平日が一日消失したので、キツネにつままれたような週だった。

その後埋め合わせが必要になるとしても、腰も痛かったし興奮したし(!)、不思議と助かった一日。

・今期のスポーツアソシエーション開始
今期はヨガクラスにも参加しようかと思ったが、会場までバスで行かねばならぬ。気分転換と取るか時間がもったいないと思うか。

・おかげで夜の町を久しぶりにちょっと歩く。寒いけど、とろりとした明かりが本当にきれいだなと思う。
金曜、レストランで食事している人たちも美しい。切り取りたいけど遠慮する瞬間がたくさんある。スパイよろしく、目に力を入れるとシャッターが切れるようなカメラがほしい。

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・朝倉文法とどく

新フランス文法辞典

各場所で何度となく(そしてその時はなんとなく)見てきたあの装丁が、ついに自分のものとして。
パラパラめくって改めて、こういうの編纂するエネルギーなんなんだと思う。

眺めていて気分が悪くなるような変態くささもないし(何を想定してるんだ)、整理することや作業そのものが好きでないとできないだろう。
一緒に買っておいた白水社の『時制の謎を解く』も。これは読み物としてとても面白いと聞いていたので、興がのって買った。フランス語に興がのるの、世紀の大チャンスなので…

・語学アプリDuolingoをダウンロード
前に人から勧められたことあったんだけど、現地に住んでアプリに頼るってどういうんだと感じてその時は続けず。
数年前に、Googleのベストアプリを受賞したらしい。
自分で読み書きするには適わないと思うけど、コンスタントに問題が一定数出題され続けるので、習慣づけにはいいかも。
(英語その他各国語あります。)

・新聞を読まなきゃと思ってまだ買っていない
大学封鎖もあったし、地元紙を読むのにちょうどいい時のはず。一度日本の読売新聞にあたるという(?)Figaroを買ってそのままだ。

・夕食がおいしくできた
白身魚をソテーし、野菜と合わせてスープに。
日本にいたときから、ごくたまに自炊の神様が降臨するときがあったが、それに準じるくらいの出来。
料理する余裕があるのが前提。それがない生活は何かが崩れている。
人を呼んだとき、長ネギスープに大事なニンニク入れてなくてごめんだった。

 

日本にいた時までは息をするのもしんどかったけど、

一万キロ先でkarôshi疑っただけに、今はやりたいことがいっぱいあるし、世界が輝いて見える。

 

 

存在の耐えられる重さ

30 janvier 2018

土日に2日連続してランニングできた後、

「いま抱えているこの重さが、自分にちょうどいい」のだと思えた。世界と自分がやっと平衡を保ったように感じた。

運動後の軽いハイ状態だったとしても、だいたい現実に何も起きていないのに、それはけっこうな達成感だった。

 

重さは、今みえる世界とその中で動く自分を検討していくためのconditionだ。

現実には、なにしろ現実だからいくら要望を言っても変えられないことはあるが、それを含めて「やっていく」んだな~と思えた。

存在の 耐えられる重さであるな~(?)

 

ミラン・クンデラの『存在の耐えられない軽さ』(l’Insoutenable légèreté de l’être)の中の「耐えられない」とは、

あくまで「存在」にかかっているため、

「存在に耐えることのできない軽さ」という意味ではないんですって。

どうしたってわかりにくい邦題。でも他にどう訳せばいいんだ問題。

チェコ語は全然わかりません。

クンデラって、ブルターニュに住んでいたことのある人だったのですね。

初めて知ったか、聞いたことあっても、忘れてた。

 

今夜のダンス・エクササイズのクラスは、一番前を初めて陣取って集中した。

本当に、10代や小さいころからこういうことを始めていたら、世界がまるで違ったと思う。

毎度嬉々として参加しているので、「この人の国、こういうのないのかな…」と思われているかもしれないが、みんなごめんな。

 

院の同期が「頭と体を同じくらい疲れさせないと、うまく休めない」と言っていたことを、ずーっと折に触れて思い出す。

前は走ったりするなんて思いもよらなかったけど、今は体を自分の限界まで動かしてみたいと思う。

 

ある種目でギリギリ追い詰められて、始めることもある。自分にとって運動の類はそう。

本当にやばいときは、こうして体を動かせるような暇や自由にアクセスできないときだと思う。

自分で考えられる状態にないとき。情報や状態に「アクセス」できるかどうか、ということをけっこう何についても考える。

 

自分の性質とくに体質について、いいかげん変えたい・変えなくてはと思うこともある。

ここフランスに来て、世界を愛せるようになった。

ルームメイト colocataire

27 janvier 2018
パリに行っていた中国人のルームメイトが帰ってきた。
抹茶にハマっている彼女が「一番」と褒める森永キャラメルその他、の戦利品を分けてもらう。
フランスにおけるアジア製品と、アクセスの仕方をよく知っている人である。

私自身はまだまだ、フランス、ヨーロッパのものに触れていたいと思えるけど、
長く在欧している外国人は、かえって母国の方に傾倒するような気がする。

「中国に帰るとこればっかり食べてしまう」というヒマワリの種をもらった。
丸ごと口に放り込むと「違う、そうやって食べるんじゃないー!」と殻を剥くことを指南される。
日本でも手に入るけど、そんな一般的じゃないような?私の基礎教養の問題?
「でも悪くないよ」と言ってボリボリしていたが、最終的に吐き出すようティッシュをもらった。

共通言語がお互いに外国語なのだが、
話されたフランス語がわからないでいると、もっと噛み砕いたフランス語で表現できる彼女の語学力、生活スタイルそのものに憧れる。
やっぱり大陸で育った人はスケールが違うのかな…?

お土産より、話せたことが嬉しいのでした。

ある土曜日 le samedi

27 janvier 2018

某月某日

土曜、見た目通りに低血圧なので、二度寝からなんとか起き上がって、

ぐずつきっぱなしの天候をぬって走りに行って、ギリギリ買出しして終わる感じ。
それでもひと通り檻を流し出して、やっとまっとうな状態に戻れる感じがする。

ルームメイトが珍しく動揺した表情で台所にいた。
たまたま買った香水をネットオークションに出品したら、儲ける気もなかったのに値が上がり、接戦に突入しているという。
日本の資生堂がフランスで出店した?ブランドで、シャネルやディオールではないけど、コレクターにはたまらないらしい。
出品時の倍まで達し、延長戦になるのを一緒に見てた。

自己啓発系の受け売りだけど、「深刻になるな、真剣になれ」という言葉をよく考える。
まったくおっしゃる通りなんだけど、真剣の方向が決まらないときは悩み続けることになる。
結論が出ないことが一番つらいので、何らかの形でそれに耐えられない人も多いはず。
そう思うとギリギリ何らかの形で耐え続けているのは、かなり強いことなのではと走っている最中に思った。
あるいはもしかして少しずつ壊れているのかもしれないけど、発する方向が走るとか読むとか、新たな人と話してみるとかである限り、ずいぶんなんというか健康志向だ。
とにかく動き続けていくのって大事ね。派手にしなくていいから、流動させるというか。

その時アンテナの合うものがあるもんで、ウリナリのドーバー海峡横断部が気になって仕方ない。横断者のWikipediaのページなど見る。
父さんな、仕事辞めてドーバー海峡横断しようと思うんだ。

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タンパク質を求めて、骨付き鳥1.1kgを激安スーパーで買いました。おいしい調理法を大募集です。

いい土曜日だった。

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