ストライキ grève

10 octobre 2017

今朝いちばんに会った上司 (日本人)に突然
「今日ストやデモがあるから、点呼とったり管理入れたりしちゃいけないの知ってるよね?」
といわれ、えっそうなんですかと驚く。

複数の労働組合でストが行われることは、全体へ周知メールがあったけど、
さらに別の上司から、同じメールが自分を含む複数の宛先にポンと転送されてきていたので、
おっ、みなさんどんどん参加してくださいということかな~よっしゃ~~(?)くらいに思っていたのが、そういう意味ではなかったらしい。

あるとき出だしに興がのって、
今日はストやデモが行われるそうですね~フランスらしい!私には驚きです!でもこれって興味深い!
日本では近年、ストはさっぱり行われないんです。私は個人的には、もっとした方がいいんじゃないかと考えています。

という話で始めて、国営の放送局の職員が過労死した事件にふれた。
その場の半分くらいの人が知っているニュースだった。

この問題はとても深刻で、私たちは議論を重ねていますが
解決策はまだ見出していません。でも少しずつ改善はされています。
多くの日本人は、断るのをためらう傾向があります。この事件は、とても残念で、深刻な問題…

と、何しろ自分がkarôshiしそうに思えることがあるので、ちょっと熱くなってしまった。
準備に手間(というか色んなコスト)がかかる割に、やることが決まっているので、あまり雑談できないんだけど…たとえ私の語学能力が伴っていても…

だいたい、本当に自分の状態はkarôなのか、ちょっと怪しく思えてきた。
解決策はなかなか見出せないけど、少しずつこないだ買った本のページめくったりしている。

ジャポニスム Japonisme

7 octobre 2017

職場と往来で気づいた「日本」と「日本語」について、ドカドカ書いてみます。

・「日本」に興味がある人が多い、というのは一定数ほんとかも。
出国直前までTVで見るいわゆる「日本ってスゴイ」が嫌だったのですが、本や展覧会など、たしかに「アジア」でもなくて「日本」に特化した特集が組まれていることがある。
テーマは浮世絵だったり、社会や思想についてだったり、いろいろ。

・日本の何に興味がありますか?と聞くと、
アニメ…マンガ…はほぼ全員として、「ぜんぶ」って答える人が一定数いる。
ガツガツなにか尋ねてくるわけでもない。ただあらゆる「私たちとの違い」に興味があるという。

・「日本で働きたいですか?」って重ねて聞くと、労働環境を察するのか知っているのか、だいたいシーンとする。←やめたげて

・若者は紙媒体だけでなく、ネットフリックスなどで普通に日本のドラマを見てる(花より男子とか)

・「日本人が知っているフランス語」もけっこう把握している。
« ガトーショコラ »は日本で「通じるフランス語」ですよ~って言ったら、きれいなカタカナ発音で\チョコレートケーキ/ \チーズケーキ/って言いだす人がいて、びっくりした。

・日本のアニメグッズのお店がある。
古ぼけたジブリグッズやマンガ・アニメグッズを置いている。今のところ足早に通り過ぎている(これは生活情報)

・大学などに、日本オタクカルチャー愛好サークルもある。
今のところ部室前を足早に通り過ぎている。

・今日土曜、ゲームショップに大人が数多く集まり、「遊戯王カード大会」が開催されていた。足早に通り過ぎた。

往来には »zen »を謳ったものも多い。ヨガとかハーブティーかのカルチャーで特に。
90年代にはZenというタイトルの歌もあった(これは好きな曲)。
https://www.youtube.com/watch?v=2swzd1Cpqc4

ごくごく今のところ。

流布しているジャポニスムやオリエンタリズムが必ずしも正確なわけではないし、そこには多くの誤解があるのも感じるけど、
アジアから見たヨーロッパだってきっとそうだと思う。
人は「違い」によって自己を認識しようとするのかなぁって思います。

書店 la librairie

6 octobre 2017

やっと喉が回復の兆候を見せてきました。医師の見立てどおり。
体が回復すると、世界が回復しますね。

お気に入りになりつつある、オシャレすぎる書店へ足を運びました。

話題になってたバンド・デシネ(西欧圏の漫画、という定義だと思ってる)を購入。
日本でも本日10月6日、発売したみたいです!
■ペネロープ・バジュー『キュロテ 世界の偉大な15人の女性たち』
http://ore-media.com/comic/penelope-bagieu-culottees/

ペーパーバック以外の洋書を買ったのは初めてか。
立派な装丁だし、50ユーロ(!)くらいしたらどうしよ…と思ったら20ユーロ。
やっぱり色づかいにハッとするものがあるので、こういうものの値打ちの考え方はその人次第だと思う。

この書店は、週刊・月間雑誌などは扱っていなくて、
文芸関係にガッと集中しているみたい。
著者などが来店するイベントも多い様子。
初めて行ったとき、「なにをお探しですか?」って案内してくれる、司書的な店員さんもいたもんな。

ここは外観から内装から、お店のロゴマークから、まずヴィジュアルセンスが大好き。
配置もほどよい規模も、何気に実用的な文具売ってるのも、

地元に関するカードや書籍を集めているのも好き。よくよく眺めて呼吸する。

ここ1週間、2週間?
軽いウツなんじゃないの、と自分で思うような
頭がパンパンでもうどうにも働かない…という状態でしたが
(まぁ風邪と過労ですな)やっと曇りが晴れつつあるような。
何かあれば気落ちするタイプと自分でわかっているので、
繰り返しに陥りがちだけど、冷静に対処していきたい。

体の運動とトレーニングしたいし、読み物は数年単位を取り戻すリハビリだ。
以前と同じ地点に立つことはないかもしれないけど、それはそれで、今からの自分の脳にどう映るか見たい。

往来のl’humanité

4 octobre 2017

通りすがりの見知らぬ人ににっこりしてもらえること、

あるいはその人がにっこりした文脈の中に自分が置かれること、一つの人間愛だと思う。

仕事のことに縛られがちだけど(あ~日本人だねえと思ってなおさら凹む。渡航した意味がない気がして)、
この町ではたびたび人間の愛を感じます。

髪を短くしていったのはきっと正解だった。日本では自分が彫り出てくる感じがしたし、
こちらでは自我のあるアジア人(目の前のことをわかろうと努力する、のでは)という印象付けになっていると思う。

声を失って5日目?
沸点を迎えたようなこともあって、これからどうなるかと、どうしていけるかなです。

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曇ってジメジメと言われるけど、きちんと晴れ間がある地域だと思う。
往来の忠犬。

généralisteへの憧れ

2 octobre 2017

健康保険証が間に合ってなくとも、25ユーロで日本の内科検診くらいの医者にかかれると知り、今さら駆け込んだ。

ここでいう医者はgénéralisteと呼ばれ、「かかりつけ医」と訳されることが多いようだ。

小雨の中を向かった建物は、集合住宅の中でちょっとわかりにくかったものの、

また町の人がどらえい優しくて、

外国人の上に今日は発声もできない、生きたかかし状態の自分が建物を訊ねる度、

ディズニーランドのキャストかよ…というくらい各スポットで親切に案内してくれた。

待合室は日本の病院みたいだね…(写真)

出合った女性の医師は、レザージャケットに短めのスカートで、なんだかとても強そう。
強そうで、かつパワーでこっちに寄っかかってこない女性は、基本的に大好き。

声が出ないので症状と経過を書いた紙を示し、
すでに薬局で買って服用している薬一式をそのまま見せると、お褒めいただいた。

はっきり区切ったわかりやすい発音と、ジェスチャー付きの説明がありがたかった。
ごつい指輪をはめた手で書き込み、時に電話を受け答えしながら、
処方箋と、保険証が来てからの返金証明書をくれる医師。

喉の炎症、深刻じゃないけど、つらいですね。
4~5日で完治するでしょう、とのこと。
ここでしっかり「3日間の休業の必要」の証明書ももらったんだけど、
果たしてこれが、自分の立場と、自分のコミュニティで、どういう方向に発揮されるか、今まだわからないでいる。

彼女の仕事ぶりは全体的にありがたかった。
テキパキと、かつわざわざドアまで送ってもらえました。

なんかもう、今までの仕事とか、これまであった過程で、

完全に、フランスでgénéralisiteやりたくなってきた…!

人生をかけた大挑戦をここから始める気なのか。20171002_113133

 

生きる木曜日 jeudi

21 septembre 2017

某月某日

今日も生きてます

午前中は体は動かないし(一つの行動するのに、日頃の三倍くらい時間がかかる)、
仕事中は、しゃべっている内についに意識が遠のくは、

直前に何の単語を言ったかわからなくはるは、
変な汗は出るはとボロボロであった。

自分の能力と未経験ぶりで、これまでとりあえず何回転も、

崩壊させずに持たせていたことの方が奇跡的ではあったのだが。

経験の長い人でも難しいという回は、
部屋のコマが詰まっていたのもあって、最後は終わりの号令もかけてないのに何人もバタバタ立ち上がり出すし、
これ崩壊するのでは…?と不安感が来た。

ただ、ここで失敗したおかげで
かえって今の状況について、毒気が抜けたとこがあった。
実はつらいのは、こういう本番以外のことでもあった。

もうダメかもというときに、不思議とひょっこり私の前に現れる日本人留学生(たち)。
格好いい姿は見せられないけど、私には正気に返るいいきっかけになったぞよ

そして人と話したために、本当は自分は読み書きの方に強い興味がある人だと思い起こしてしまった。
いろいろ思うことはあるけど、ときおり5ミリくらい正気に戻ったとき、悔しい想いがする。

勉強だけしてくださいという環境にいたとき、働かなくてはダメだと思ったけど、
労働に従事すると、勉強することを止めてはいけないと強く思う。

ここに思ったことを記録していても、
あ、しばらく本読まないと自分はすぐ頭がパーになるな…と気づく。

さてどうするか、何ができるか。
まずはその日一日を生きるのだ。

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プラダを着た悪魔 Suddenly I see

14 septembre 2017

某月某日

ニッポンのサラリーマンと変わらぬ生活すぎて、

外へ出てから「わー海外旅行に来たみたい♡」って数分思った。

※給与・待遇は異なります。
※来週からこの上に本格的な始業が重なります。

負けねーぞ!!

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日の出が遅いので、朝7時はまだまだ夜明け前。
8~9時ごろ、寒くて眠いけど、それをいい具合に処理すべく
なるべく頭の中でSuddenly I See (『プラダを着た悪魔』オープニング曲)を流しながら出勤してます。

ヨガと犬 Classe de Yoga

14 septembre 2017

某月某日

仕事に関して、条件や待遇に期待をしていたわけではなかったが、
夜中に「緊急」と銘打ったメールが飛び交う中、それでも、だからこそ、
自分はできる限り、いい習慣を続けよう
快適な箇所を増やす努力を続けよう、と改めて思った。

自分に勝ち目のないような仕事でも、
きっとこの地域に自分は縁があったのだろうから。

お試しヨガレッスンの〆、屍のポーズをとるとき
tapis(ヨガマット)にあらゆる小さな心配、悩みを預けて
というガイドが嬉しかった。

日本にいるのと変わらないサラリーマン状態、
またはその悪条件に拍車がかかった生活に陥りたくなくて、
もともと好きなヨガを、違う時間に身を置く場所として試した。
先生も優しかったし、教会跡地みたいなのを利用した、簡素なassociationで、
かえって好感がもてたので、登録して続けてみようかな。

掴むものを掴んでやる。それだけは忘れないぞ。

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出入口をとおせんぼしていたワンコ

マルシェ Marché

9 septembre 2017

国内でも規模の大きいマルシェに行って来た。

すごい賑わい。英語がたくさん聞こえて、日本語を話す親子もいた。

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どデカいアジアンキュイジーヌみたいなのを買ってしまったが、どうでもよかったな…5食分はいけそう。

チーズとハーブティーがとても楽しみ。

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みんな苦楽を食事で乗りきっていると思う。

大学で専攻を選ぶとき、普通に英語好きだったし、成績順に選考される準備までしてたのに (当時は迷いなくやる気満々だった…)

【留学して住むなら、食文化が豊かな地域でないとキツイ】 というただ一点がかなり大事で、フランス語を選択したことを思い出す。

仕事引継, repas

28 août 2017

渡航後、初めて寝つきにくく起きにくい日を迎える。
仕事に対するプレッシャーがわかりやすい。

引継ぎをしてもらうため、初めて勤務先に出向く。
年季の入った建物と、出来たてのオシャレすぎる建物に差がある。
改めて、デザインと記号化が得意なお国柄を感じる。

私がずっと性別を間違えて男性扱いしたメールを送っていた職員と会うかと思ったが、その人との邂逅は持ち越された。寿命が延びたか縮んだ。

常勤職員のおばちゃんたちは、威勢も機嫌もよく、連れられたアヒル状態の私と挨拶を交わす。
この土日は引きこもっていたため、パンを買うくらいしか人と会話していない。3マス戻る。という感じである。
挨拶だけは明るくしておこうと、アヒルなりに虚勢を張る。

前任者いわく、ヴァカンスを終えたばかりでまだ仕事が少なく、みんなとりわけ機嫌がいいとのこと。本格的に始業したら殴り合いだろうか。

感じのよい前任者に、渡仏当初に必須のことや
フランス家庭の日常、コーヒー事情などの教えを乞う。
私がこちらでペーパードリッパーを買ったら、痛恨のハリオ式(日本製)で、けっこう高くて泣いたことなどを話す。
在仏年数の長い人に、日本のトレンドを話してみるのは面白い体験。ここ数年はネルなど時間をかけたドリップコーヒーのお店が一番オシャレで流行りと言ったが、それで合っているだろうか。

寮にはすぐ暮らせるものがなんとなく揃っているが、

食器は平皿かなぜかご飯茶碗しかなく、スープ皿がなかったり、実はまな板もなかったりする。

まだ買い物がヘタクソながら、必須の日用品は見つけたときに揃えておく。
プラスチック製のまな板5ユーロ。大小3枚入って7ユーロ、という使い出のないのよりマシに思った。
日本で簡単に手に入るように思う文房具などが高い。自分の手書き文字より濃いじゃんと思う罫線が入った、あの明らかに子ども用のノートを一冊、あきらめて買う。

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自炊開始以降ずっとブイヨンスープだが、具を変える他レパートリーがない。
日本で高値で売られていることがあるリーキ(poireau, 西洋ネギ)に手を出す。スープにするとよいと聞いたことがある。西洋ネギとしかいいようのない味。
ブイヨン続きだが毎食おいしいと思う。3晩かけて開栓したワインは、デザートワインかと思うほど甘い。

ネクラなので、あのすごい色のバスルームでこれから何回泣くことになるかなと到着したとき考えた。
別に何回でもいい気もする。今日ここに至るまで自分が辿ったことをわざわざ考えてみるとやっぱり、ここにいることは少なくともある種の生産性があるだろうと思う。

ともあれdinerであった。

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